当社グループのCO₂削減活動 CO₂ Reduction
当社グループはエネルギー使用量から算出するCO₂排出量について削減目標を掲げ、地球環境保全活動に取り組んでいます。
2020年度までは売上高原単位で管理していましたが、2021年度からはカーボンニュートラル達成を目指し、CO₂総排出量で管理しています。
なお過去の活動と比較のため、売上高原単位での比較検証も継続します。
CO₂ REDUCTION ACTIVITIES IN FY2022
2022年度のCO₂削減活動
2022年度は、当社、国内グループ会社いずれもCO₂排出量が減少しました。売上高は、昨年度同様に増加傾向でしたが、2021年度9月に宣言された環境チャレンジ宣言を基にしたCO₂排出削減計画の実行により減少しました。売上高原単位でも減少となっています。当社および国内グループ会社においては昨年同様①コンプレッサーの更新による制御の最適化、②老朽化した空調機の更新、③化石燃料設備の電化、④設備の省機化および廃止などを行うとともに太陽光発電設備の導入や再生エネルギー購入などの対策を行いました。
営業各拠点などの事務所では、不在部署の電源OFFの徹底や蛍光灯の間引き点灯を行っています。
働き方改革の一環で、定時内業務やテレワークの推進にも取り組んでいることから、事務所の電力量も抑えられています。
当社グループでは、まずは足元である国内拠点のCO₂排出量削減から進めていきます。海外拠点は国内に準じた活動を行っていきます。
Sharing CO₂ reduction technology
CO₂削減技術の共有(CO₂削減活動表彰)
当社グループでは、CO₂ 削減推進のために様々な対策を行っています。これらの技術をグループ全体で共有するために、CO₂ 削減活動表彰を毎年実施しています。事業所ごとに対策技術を競い合い、効果的な対策技術をグループ全体で共有しています。
2022年度表彰事例
社長賞:
株式会社ホリキリ「LNG( 都市ガス)によるLPG 燃料転換」
現在灯油とLPG を用いて行っている熱処理を、すべてLNG(都市ガス)に置き換える燃料転換を計画しています。LNG の単位発熱量に対するCO₂ 排出係数は、LPG や灯油より少ないため、カーボンニュートラルの実現に貢献します。今回は、加熱炉、焼戻炉、および乾燥炉(2 か所) の燃料転換を行い、CO₂ 排出量を削減しました。(78トン/ 年)。今後も地球環境保全のために、ニッパツグループ全体で活発な意見交換を行い、CO₂ 削減活動に継続的に全力で取り組んでいきます。
直近5年間のCO₂削減効果 4,183ton
(2018~2022年度合計)
年度 | 表彰 | 事業所 | 内容 |
2018年度 | 社長賞 | 当社DDS駒ヶ根工場 | 生産設備改善によるエアー消費量削減 |
委員長賞 | 当社産機駒ヶ根工場 | クリーンルーム運用方法見直しによるCO₂削減 | |
2019年度 | 委員長賞 | 当社シート横浜工場 | パッケージエアコン化によるCO₂削減 |
委員長賞 | 当社伊勢原第一工場 | 設備冷却方法の見直しによるCO₂削減 | |
委員長賞 | 当社DDS駒ヶ根工場 | 長期休暇時のエネルギー使用料削減 | |
2020年度 | 社長賞 | 当社厚木工場 | 油圧ポンプ吐出圧の最適化による電力量削減 |
委員長賞 | 当社ばね横浜工場 | コンプレッサ台数制御再構築による省電力化 | |
2021年度 | 委員長賞 | 当社群馬工場 | 配管最適化による蒸気消費量削減 |
委員長賞 | 特殊発條興業(株) 伊丹工場 | 排気ファンの回転数調整による省エネ化 | |
2022年度 | 社長賞 | (株)ホリキリ本社工場 | LNG(都市ガス)によるLPG燃料転換 |
委員長賞 | 当社シート横浜工場 | ウレタン発泡型保温対策による消費電力削減 | |
委員長賞 | (株)トープラ東海工場 | 熱処理中の製品間距離の短縮 |