サプライチェーンマネジメント Supply Chain Management
購入品調達にあたっての基本方針を制定するとともに、自社ガイドラインに基づくグリーン調達を推進しています。
BASIC PROCUREMENT POLICY
調達基本方針
当社は購入品調達において「相互信頼に基づく長期的パートナーシップの構築」「公正かつオープンな調達」「コンプライアンスと機密保持」という3つの基本方針を制定しています。コロナ渦におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)推進により、お取引先様の皆様ともオンライン面談やWeb調達を進めておりますが、3つの基本方針に変わりはありません。
購入品調達の基本方針
POLICY 相互信頼に基づく長期的パートナーシップの構築
相互の努力と公正なお取引を通じて、ベストパートナーとしての長期的な信頼関係を構築し、お互いが発展することを目指しています。
POLICY
公正かつオープンな
調達
当社は、国籍、規模、系列等を問わず、オープンな参入機会を提供し、品質、価格、納期、サービス、技術力、開発力を総合的に勘案してお取引先様を選定しています。
POLICY
コンプライアンスと
秘密保持
すべての調達活動においては、コンプライアンス(法令、就業規則、企業倫理、社会規範の遵守)を前提とします。また、お取引先様を通じ知り得た機密情報は、ご承諾なしには第三者に開示いたしません。
NHK SPRING GROUP CSR PROCUREMENT GUIDELINES
ニッパツグループCSR調達ガイドライン
最近の社会動向として、企業不祥事、経済危機にともなう雇用・労働問題の顕在化や地球環境問題などを契機に、企業の社会的責任(CSR)に対する取り組みの強化が期待されています。その中で、お取引先様の皆様にも当社のCSR活動についてご理解いただき、相互信頼のもとに、当社だけでなくサプライチェーン全体でCSRを果たすよう努めていきたいと考えており、その活動の一環として2014年に「ニッパツグループCSR調達ガイドライン」を制定し、当社ホームページには、日本語版、英語版、中国語版、タイ語版を掲載しています。また、CSR調達ガイドラインの内容を網羅したアンケートを年に1回、1,000社以上のお取引先様に対して実施しています。調査項目はコンプライアンス、リスクマネジメント(BCP)、人権、労働、環境など多岐にわたります。
GREEN PROCUREMENT
グリーン調達
当社は、購入品調達の基本方針に基づき「グリーン調達ガイドライン」を設定し、環境に配慮した企業からの環境負荷の少ない製品の調達に努めています。お取引先様の皆様との連携によって、製品の設計・生産・廃棄に至るすべての段階を通して環境負荷物質の管理を推進するとともに、廃棄物を含めて環境負荷の削減を図っています。化学物質のサプライチェーン連絡および海外の法令対応がますます重要になってきたことから、2023年11月に内容を一部刷新しました。
Responsibility for Mineral Procurement
責任ある鉱物調達への対応
近年アフリカのコンゴ周辺地域で不正に採掘される鉱物が、人権侵害などを引き起こしている反政府武装勢力の資金源となっていることが懸念されています。2010年に米国で成立した金融規制改革法では、タンタル、すず、金、タングステンを紛争鉱物と定義し、米国の証券取引所に上場している企業に対して、製品への紛争鉱物の使用に関する情報開示を義務付けています。また、2020年頃より企業のESGへの取り組みの期待から、対象鉱物の追加やエリアは拡大する傾向にあります。当社は、それらの鉱物由来の原材料、部品の調達では、「サプライチェーンにおける人権問題への対応」の視点より、お客様やサプライヤーの皆様と連携し、不正に採掘された鉱物の不使用に向けた取り組みを進めていきます。
Initiatives to realize fair transactions
適正取引の実現に向けた取り組み
また、お取引先様との真摯な協議と適正な価格でのお取引の重要性については、社長からのメッセージとして、様々な機会にビデオ、レターなどでニッパツグループ全体に発信し、さらに実効性を高めるために説明会を開催するなど、グループ会社を含む購買・調達業務の管理者、実務担当者への啓発、浸透を図っています。
なお、いわゆる下請法の対象となるお取引先様については、「パートナーシップ構築宣言」を公表した上で、法令順守に努め、以下のような取り組みを進めています。
グループ内体制の整備と仕組みづくり
グループ会社を含む購買関連部署にチェックリストを配布して、定期的に自己点検を促す一方、内部監査部が実施する定期監査時に下請法等の監査を実施しています。他の監査同様に指摘事項が完結するまでフォローしています。
下請法対象のお取引先様への支払手段変更
中小企業庁の要請「下請代金の支払手段について」の内容に沿い、2022年11月末より、下請法対象のお取引先様に対して、従前の60日手形または電子記録債権による支払から、現金支払(振込)に切替え、お取引先様の事業活動の一助となる取り組みを行っています。
今後も当社は、サプライチェーン全体での適正取引が実現するよう、グループを挙げて一層の努力をしていきます。
BCM initiatives
BCMの取り組み
災害時にあってもいち早く復旧し安定供給を果たすことは、当社に課せられた社会的使命の一つであると考えています。しかし、そのためには当社だけではなく、お取引先様の皆様とも一体となった早期復旧が求められます。当社はセコムの安否確認サービスを導入して、大規模自然災害発生時におけるサプライチェーンへの影響の速やかな把握を進めており、災害からの早期復旧および安定供給の確保に役立てています。
CONTACT POINT FOR BUSINESS PARTNERS
お取引先様通報窓口
お取引先様通報窓口制度の目的
ニッパツは、調達の基本方針である「信頼関係に基づく長期的パートナーシップの構築」「公正・公平かつオープンな調達」「法規順守と機密保持」の理念の基に、お取引先様との取引を行っております。そこで、これら基本方針に反するニッパツ関係者の行為や、下請法等の法令違反、その他コンプライアンス違反がなされた場合、またはその疑いがある場合に、お取引先様より通報を頂き、問題の早期発見、未然防止、是正措置、再発防止を図り、企業として社会的責任を果たすことで、広く社会に貢献して参りたいと存じます。ニッパツは、お取引先様との信頼関係の構築を目指して参ります。
お取引先様通報窓口の概要
- 通報内容
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下請法等の法令違反行為、不正行為等、またはその疑いがあるもの。
不利益な取り扱いを被った等、調達基本方針に反する取引など。
- 利用者
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ニッパツグループお取引先様
- 通報対応者
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コンプライアンス推進事務局(法務部)
※調達部門とは別組織である、コンプライアンス推進事務局が通報内容に対応致します。また、通報情報を本制度目的以外で事務局外に対し開示および漏洩することはありません。コンプライアンス推進事務局は、法務部長を事務局長とし、守秘義務を負った法務部在籍のメンバーにて構成されております。
※通報頂きました内容の閲覧につきましては、コンプライアンス推進事務局のみがアクセス権を持っております。
- 通報への対応内容
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コンプライアンス事務局が通報内容に対する事実確認および調査を行い、通報内容に該当する事実が確認された場合には、是正措置および再発防止を図ります。また、事実関係およびその後の対応について、実名で通報頂いた通報者様へのフィードバックを行います。なお、通報内容の事実確認のため、コンプライアンス事務局より問い合わせ等を行わせて頂く場合がございます。
- ご注意
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本通報制度の目的に関連のない事項(個人への誹謗・中傷等)、虚偽および不正な目的での通報は固くお断わり致します。
- その他
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通報にあたっては、通報フォームへ必要な項目の記載をお願い致します。事実確認および調査を円滑かつ的確に行うことができるよう、可能な限り、実名での通報をお願い致します。なお、本通報を理由に、通報者様およびお取引先様に対して不利益となる取り扱いは致しません。
通報者様の個人情報につきましては、ご本人の承諾を得ない限り、通報内容に関するお問い合わせ、対応に関するフィードバック以外には使用致しません。